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疾患と治療に関するQ&A

虚血性心疾患

狭心症の検査には、どのようなものがありますか?

  • ・心電図
  • ・運動負荷試験(トレッドミル・エルゴメータなど)
  • ・RI(ラジオアイソトープ)負荷試験
  • ・ホルター心電図
  • ・冠動脈CT
  • ・冠動脈造影(Q6)
  • などが主なものです。


狭心症では安静時の心電図は異常がないのが普通です。ですから、監視下でわざと負荷をかけて、症状や心電図の変化を観察する訳です。RI検査も、みているものは違いますが、同じ理屈です。

安静時狭心症のように簡単に再現できない症状については、夜中や明け方も含めて24時間心電図を記録するホルター心電図が役に立ちます。
冠動脈CTは下記に述べる冠動脈造影に近い画像を得ることが出来ます。ただし、造影剤アレルギーの注意が必要で、また検査時の心拍数による影響を受けるため、きれいな画像が得られない可能性もあります。このような検査で狭心症の疑いが濃厚であったり、否定できない、となると冠動脈造影という検査をして冠動脈のどこにどういう異常があるかをはっきりさせます。

この冠動脈造影が現在では最終の検査ということになりますが、この検査の重要性は昔に比べると遙かに高まっています。というのは、治療の進歩によって、治療法の選択肢が増えたために、その人にもっともふさわしい治療法を決めるためには詳細な冠動脈そのものの情報が欠かせなくなってきたからです。

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