公益財団 心臓血管研究所は、昭和34年に設立された臨床に立脚する研究を行い社会にその成果を発信し循環器医療の発展に寄与することを目的とする研究所と昭和37年に設立された循環器疾患に対する質の高い専門医療を提供する付属病院を一体的に運営することで相互に機能を向上させ、同時に医療人の教育・育成を図っていくことで、高度な専門研究・医療機関に発展して参りました。平成25年には、内閣府よりこれまでの財団活動の公益性が認められ「公益財団法人 心臓血管研究所」として活動を始めております。また、令和元年には、国立研究開発法人 国立循環器病研究センター（大阪府吹田市）と医療連携に関する包括的連携協定を締結し、診療の連携や情報発信の充実を図っています。

　心臓血管研究所付属病院は循環器疾患を対象とした専門病院であり、狭心症・心筋梗塞・不整脈・心不全・心臓弁膜症・大動脈疾患・末梢血管疾患などを中心に、60年以上にわたってその時代における最新かつ最良の医療を提供して参りました。循環器疾患に特化したことで、一つの疾患に対する取り組みが深くなり、高度な診療技術・治療技術を提供できるようになったことが当院の最大の強みであり、今後も世界に通用する医療技術を維持し、安全で良質な医療サービスを皆様にお届けすることが我々の使命であると考えております。

　当院では、各部門に熟練したスタッフをそろえ、夜間・休日を問わず皆様の体調の変化に迅速に対応できるよう体制を整えています。また、皆様に対して、常に思いやりや気配りをもって接し、診療を受けていただく際に少しでも不安を軽減できるように努力致します。今後とも、来院されたすべての皆様が安心して医療を受けられ、その後の生活を安らかに過ごせるよう、職員一同一層の努力をして参ります。