どのようなときに早めに受診した方がいいのですか？

疾患と治療に関するQ&A

心不全と一度診断された方は日常生活での体調管理に十分注意することが重要です。以下の症状が出現したら心不全が増悪しているかもしれません。

・息が苦しい

・急激な体重増加

・浮腫

・倦怠感

・胸苦しさや圧迫感

・食欲不振

・眩暈や失神

特に緊急受診をするべき状態は、

＜特に緊急受診をするべき状態＞

・横になっても息が苦しい、横になっていられない状態や冷や汗が出てきた
・脈が急激に早くなり意識が遠のく
・・・・等は至急受診や救急車の手配を検討すべき状態です。

早めの受診を検討するべき状態は、

＜早めの受診を検討するべき状態＞

息苦しくなってきた、一週間で体重が2㎏程度増加した、体重増加と共に顔や足の浮腫みを伴ってきている、等は早めの受診が良いです。また、風邪をひいた時も同様、こじらせると心不全悪化の引き金にもなりやすいため早めの受診をお勧めしています。

毎日の患者自身、或いは御家族の観察が大切です。体調の変化に気がついた時点での受診は治療への時間短縮となり治療がよりスムーズに進み易くなります。