「まだ若いのに健康診断でいつも血圧が高めと言われる」
「疲れやすい体質、もしかしたら低血圧かも?」
自分の血圧を測定する機会は年に1回の健康診断だけ。
毎回、血圧の数値にドキドキしてしまう。
そんな方も多いのではないでしょうか?
「まだ血圧のことを気にするのは早い」と思っている若い女性も、生活習慣の改善とご自身の体調管理の第一歩として、血圧測定を行いましょう。
家庭で血圧測定をする必要性とは?
では、どうして家庭で血圧を測定する必要があるのでしょうか?
家庭での血圧測定には、以下のような役割があります。
- リラックスして測定することで、正しい数値を出せる
- 毎日同じ時間に測定できるため、日々の血圧を把握できる
- 数値を記録することで、医療機関へかかった際の診断材料になる
- 自分自身の健康管理の意識が向上する
特に、医療機関での測定は緊張や外的影響から本来よりも高い数値が出てしまう可能性があります。そのため、家でリラックスして測った方があなた自身の血圧が反映されやすいのです。
若い方も血圧測定を習慣にしましょう!
「血圧測定ってご年配のイメージがある…」
なんとなくそう思われている若い方も多くいらっしゃいます。
最近は若年層でも高血圧を指摘される方も多くなり、生活習慣病予備軍と呼ばれる割合も増えてきました。
しかし逆に、身体の不調が低血圧と分からずにずっと身体のだるさに悩む若い女性も。
そんな若い方々も、血圧を測定し記録することで、自分の身体がどんな状態なのか、これからどう対策を打てばいいかが分かってきます。
さらに、早い段階で血圧を測る習慣がつくと、万が一病気に罹患したときの診断材料の一つにもなります。
ダイエットの指針の一つに
BMIが高めと診断されたからダイエットをはじめる、という方も、体重がなかなか減らないとなかなか続きませんよね。
体重だけではなく、血圧の値も基準の一つになります。
高血圧とは言われなかったけれどちょっと高めかも…と思った方は、血圧の値もダイエットの基準になりますよ。
気怠さの原因が分かるかも?
なんとなく気怠い・立ちくらみがある…。
女性に多く見られるこの症状、よく貧血と捉えられることが多いのですが、もしかしたら低血圧かもしれません。
貧血と低血圧は、症状の原因も改善策も異なります。そのため、貧血対策を行っても症状は改善されないのです。
体調管理も兼ねて、血圧を測定してみるといいかもしれません。
ご妊娠前後の体調管理に
妊娠時、もしくは妊娠前から高血圧が発症すると、妊娠高血圧症候群となり、対策や治療が必要となります。
ご結婚を控えている方や妊活中の方は特に、妊娠前に血圧を把握しておくと症状を未然に防ぐことができます。
血圧を正しく測るコツ
毎日同じ時間に
朝は起床後1時間以内に測りましょう。
歩いたり食べたりすると血圧は上がります。起床後、お手洗いを済ませて少し落ち着いた状態で測ってください。
朝測る時間がない…そんな方は夜、就寝前の測定がおすすめです。食事や入浴を済ませて、寝る前のリラックスした状態で測ってください。
正しい姿勢で
朝や夜、お布団の中で済ませたいところですが、椅子に座って正しい姿勢で測りましょう。
足を組んだり腕を締め付ける服装だと血圧を正しく測れません。
毎日記録しましょう
血圧は、毎日記録することが大事です。手帳やノートなどに書き込んでおきましょう。
最近は血圧を記録するアプリもあります。ご自身で続けやすい方法を探してみてくださいね。
体調管理の新しい習慣にしてみましょう
血圧は生活習慣によって数値が変わってきます。
若いうちから自分自身の血圧と体調を把握することで、ご自身の体調の変化に対応できるようになり、病気を未然に防ぐことにもつながります。
最近は、手軽に使えるコンパクトな血圧測定器も出てきました。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。