心臓病と生活習慣

行楽シーズン到来!秋のレジャーで気をつけたいこと

暑さも和らぎ晴れの日が続く秋は、様々なレジャー・スポーツを楽しめる絶好の季節です。
今回は、行楽シーズンの秋に気を付けるべき注意点を、代表的なレジャー例とともにご紹介します。

ゴルフに釣り…早朝レジャーに注意!

お休みの日、夜明け前から釣りに出かけたり、朝からゴルフを楽しんだりと、朝の早い時間から活動をする方も多いと思います。そんな皆様にいくつか注意点をご紹介します。

紅葉の下でぶどうを食べる家族の写真

朝ご飯は忘れずに!

朝イチからの活動は「食欲がないから」「時間がないから」と朝ごはんを抜いてしまう人が多くいらっしゃいます。
人は、眠っている間にコップ一杯分ほどの水分を失っています。そのまま行動を始めることで脱水症状を起こす可能性があります。朝食を抜いてしまうことで、食物から摂取する水分はもちろん、血液に水分を引き留めるのに必要な栄養素も取る事ができなくなります。

朝はコップ一杯のお水を飲み、しっかり朝ごはんを食べてから1日をスタートさせましょう!

薬の飲み忘れにご注意!

普段と活動時間が変わることで、薬を飲み忘れる可能性があります。
飲み忘れを防ぐためにも、1回毎に袋に分ける、チェックシートを用意するなど、自分に合った工夫をしましょう。また、薬を飲むタイミングがズレたときはどうすればいいか、お出かけ前に医師・薬剤師に確認しておくのも有効です。

涼しいのは朝だけ?気温の変化に気をつけましょう!

秋は日中と朝晩の気温差が大きい季節です。
朝寒いから…と長袖で過ごしていると昼間の気温にはそぐわない服装になるかもしれません。天気予報をよく確認し、寒暖に対応しやすい服装を心がけましょう。

ゴルフ場の写真

ハイキングや登山では普段以上に注意が必要!

秋は、ハイキングや山登りには絶好の季節です。
そこで、特に高所に出かける際の注意すべき3つの事項をご紹介します。

標高差による気温の変化

標高0mの地上と、標高1000mの山の頂上とではどのくらい気温差があると思いますか?
標高が100m上がると気温は0.6℃下がると言われています。
つまり、標高1000mの山の頂上は地上と比べて6℃も気温差があるのです。
登り始めは暑かったから…と薄着で登山を始めると、どんどん気温が下がるうえに、かいた汗が冷えて体温を奪ってしまうので要注意です。

森林の木漏れ日の写真

標高差による酸素濃度の変化

標高が高くなるにつれて、酸素濃度も下がります。
標高0mの地上の酸素濃度を100%とすると、標高が100m上がる毎に酸素濃度は1%ずつ下がっていきます。
人の少ないところではマスクを外して歩く、休憩中はマスクを外してしっかり深呼吸をするなど、ご自身の体調に合わせた対応が重要です。

急な天候の変化に対応するために

秋は天気が変わりやすく、山は特にその影響を大きく受けるため急な天候の変化が起きる可能性が高いとされています。
急激な気温変化に加え、突然の雨や風で身体を冷やしてしまい風邪を引いてしまうことも。
天候の変化に備えた準備を怠らないようにしましょう。

登山の写真

エコノミークラス症候群を予防しましょう!

レジャーには長時間の移動がつきものです。
車、新幹線、飛行機など、水分を十分に取らない状態で長時間座ったままでいると、血行不良から血栓ができやすくなってしまいます。
血栓が肺の血管に詰まると、命にも関わる肺血栓症という病気を発症することもあります。
長時間の移動時には水分の補給と適度な休憩をはさむようにしましょう。
休憩中も座ったままでは意味がありません。足の血行を意識して、少し歩いたり体操をしたりして身体を動かしてくださいね。

気になる症状がみられたら

気になる症状がある場合は、
早めの受診をおすすめします。

受診予約

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月~金 9:00~17:00 (祝・年末年始除く)

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急患の方は24時間随時診察いたします

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