認定看護師会の活動を紹介
認定看護師内訳 |
集中ケア 慢性心不全看護 |
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認定看護師会 | 6回/年 |
認定看護師通信発行 | 4回/年 |
認定看護師のご紹介
集中ケア認定看護師
認定看護師は特定の看護分野において、3つの役割を果たします。
- 1. 個人、家族及び集団に対して熟練した看護技術を用いて水準の高い看護を実践する。(実践)
- 2. 看護実践を通して看護職に対し指導を行う。(指導)
- 3. 看護職に対しコンサルテーションを行う。(相談)
とされています。偉そうな事が書かれていますが、少しでも皆様のお役に立てればと活動しています。
活動内容は、アンケートを実施し、勉強会の内容を決めて、コメディカル対象の勉強会をしています。
また、近年注目されてきている、集中治療後症候群(PICS)に対し、ICU入室患者・家族の訪問を行い、PICS・PICS-Fの実際をリサーチしています。今後PICS・PICS-Fの介入が出来るように準備しています。
集中ケア認定看護師
集中ケア認定看護師は、ICUで重症者の看護を実践しているというイメージが多いと思いますが、一般病棟で勤務する認定看護師もいます。一般病棟でも、状態が不安定な患者さんや手術後の患者さんもおり、急変等の病状悪化を起こすリスクがある患者さんも入院されています。
集中ケア領域においては、患者さんの病状悪化を回避し、合併症等の二次障害の予防や早期リハビリテーション等の早期回復支援における取組みが重要となりますが、それは一般病棟でも同様です。そのようなケアが正しく実践できるよう、自ら看護実践し、スタッフのレディネスに合った指導ができるように活動しています。
また、当院には認定看護会があり、各分野の認定看護師が集まり患者さんの看護の質向上に向けた取組みを行い、必要な研修会や情報伝達を行い活動しています。
慢性心不全看護認定看護師
心不全は増悪要因や症候が多彩で進行性のため、日常に様々な制限や苦痛を認めます。
急性期・安定期・人生の最終段階と最期まで続く心不全人生を、病棟・外来関係なく地域も含めて多職種で支援する必要があり、当院の心不全チームは、患者さん・ご家族による疾病管理や、再入院・重症回避のための早期受診・対応方法など個別性を検討し、再入院の低減に繋がっています。
最近は①社会の高齢化に伴い、高齢心不全患者が急増、②心不全経験のない初発心不全患者が重症化した状態で受診、治療が難渋し入院が長期化する傾向にあるため、心不全を呈す前からのシームレスな病診連携、急性期対応・急変予防、緩和ケアの向上にも努めています。
各認定看護師で連携している取り組み
手術前後の患者さんの口腔ケア介入で院内全体の看護の質向上に向けて、以下内容に取り組んでいます。
- 地域の歯科クリニックとの連携
- 口腔アセスメントツールの改訂
※今後、多職種(医師、栄養士、PT等)と一緒に栄養サポートチーム(NST)としての活動ができるように目指しています。
感染管理担当看護師の活動を紹介
医療安全管理室 感染管理部門は、院内感染予防と感染対策を専門に行っています。
活動メンバーは専従の看護師と 感染対策チーム (ICT)の医師、 看護師 、検査技師 、薬剤師、 事務職員などで多職種多部門が連携しています。
活動内容
- 感染対策マニュアルの作成
- 院内ラウンド
- 感染症発生時の関係部署へのアドバイスや指導
- 抗菌薬適正使用支援、職員教育
- 耐性菌や手術部位感染等のサーベイランスを行い実施している対策の評価と見直し
また、地域の医療機関や保健所とも連携し、院内だけでなく地域全体での感染予防にも注力しています。災害発生時の感染対策への取り組みも本格的に開始しました。
当院にご来院される全ての患者さんやご家族はもちろん、患者さんを支える職員も感染症から守ることで、安心な治療環境が提供できるよう縁の下の力持ちとしての役割を担っています。