より安全に、高い効果が得られる治療を確実に

より安全に高い効果が得られる治療を確実に

質の高い医療提供

1.積み重ねてきた歴史と実績

  • 当院は30年以上にわたり、心臓・大血管手術を行ってまいりました。当院は心臓血管研究所の付属病院であり、診療のみならず研究、教育機関としても数々の実績と優れた人材を輩出しています。

2.循環器治療の専門施設として

  • 重症例、再手術症例などで、手術が不可能もしくはハイリスクと言われた方にこそ必要な施設です。これまで蓄積した多くの経験を活かし治療を行います。
  • スタッフ全員が自身の高いプロフェッショナリズムに誇りを持ち、最善の治療をチームで提供しています。

3.救急24時間受入体制の構築

  • 24時間救急要請を受け入れ、緊急手術でも心臓外科専門医が執刀もしくは第一助手を務める質の高い体制を確立しています。

4.身体に負担の少ない低侵襲心臓手術(MICS手術)を推進

  • 患者さんのニーズに合わせ、傷が目立たず早期の社会復帰が可能なMICS手術を積極的に行っています。

5.無駄のない安全な手術

  • 手術プロセスを可能な限り定型化し、迅速で安全な手術に高めています。
  • 質が高く、短時間での手術により、患者さんの心身の負担を最小限に抑え、早期退院や早期社会復帰を目指します。

6.利便性の高いアクセス

  • 東京都港区に所在する当院は、空港や鉄道へのアクセスが比較的良好です。県外からの患者さんはもちろん、国外からの患者さんもお迎えしています。

主な対象疾患

虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞など)

虚血性心疾患は狭心症・急性心筋梗塞症などのことをいいます。心臓の表面を流れる冠動脈という血管が、心筋に血液を運んでいます。この冠動脈の血管の壁にコレステロールがたまって血管の内側が狭くなる動脈硬化の症状を起こすと、その進行により、心筋の運動に必要な酸素と栄養を運ぶ血液の流れが不十分になります。この状態を虚血と言います。

弁膜症

心臓には4つの部屋があり、それぞれ「右心房」「右心室」「左心房」「左心室」といいます。血液はこれらの部屋を流れて行きますが、一方通行で流れるために部屋と部屋との間に弁(一方弁)が合計四つあります。しかし、何らかの原因によって弁の開きが悪くなり、血液がスムーズに流れにくくなったり、あるいは弁の閉じ合わせが悪くなったりして血液が逆流することがあります。これが弁膜症といわれる病気です。

大動脈疾患

大動脈とは心臓から送り出された血液が最初に流れる血管を指します。 大動脈瘤、大動脈解離、大動脈狭窄(閉塞)が大動脈疾患にあたります。大動脈瘤は大動脈が大きくなり瘤(こぶ)となった状態です。大動脈解離は、大動脈の壁を構成する膜の内側がはがれた状態で、大動脈狭窄(閉塞)は大動脈が途中で細くなっていたり、詰まっていたりした状態です。

低侵襲治療MICS

小さな傷(低侵襲)でQOLを向上させる

一般的な心臓血管手術は、胸に20〜30cm程度の切開(胸骨正中切開)が必要で、術後に痛みや運動制限がありました。MICSでは、3~7㎝程度の小切開で手術を行うため、身体への負担が小さい、傷が目立たない、早期の退院や社会復帰が可能といったメリットがあります。術後早期から手術前に近いQOL(生活の質)を維持できます。2023年には完全3D胸腔鏡下低侵襲心臓手術の海外でのデモンストレーションも行っております。

医師紹介

心臓血管外科 部長
在國寺 健太
Kenta Zaikokuji

心臓血管外科 医長
桐谷 ゆり子
Yuriko Kiriya

心臓血管外科 医長
宮本 陽介
Yosuke Miyamoto

心臓血管外科 非常勤
一宮西病院 心臓血管外科医長

宮本 陽介
Yosuke Miyamoto

心臓血管外科 非常勤
東京慈恵会医科大学 心臓外科教授
國原 孝
Takashi Kunihara

心臓血管外科 非常勤
東京慈恵会医科大学 心臓外科教授

國原 孝
Takashi Kunihara